こんにちは、WEBディレクターの青木です。
ランディングページ(LP)の文章の書き方について調べると、「ベネフィットを伝えるのが大事」とよく書かれていますよね。
でも、「じゃあベネフィットってなんなの?」「どうやって考えたらいいの?」と思う方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ベネフィットの考え方の一つであるFABテクニックについてと、LPでのベネフィットの効果的な伝え方についてお伝えします。
今回の内容を意識していただくことで、ユーザーの反応がガラッと変わってきますので、ぜひ続きも読んでみてくださいね。
目次
FABテクニックとは?
FABテクニックとは「商品の魅力」を伝えるためのライティングテクニックで、以下の頭文字から名付けられたものです。
F(feature):機能・特徴
A(Advantage):利点
B(benefit):利益=ベネフィット
F→A→Bの順に考えていくことでベネフィットをはっきりさせることができます。
商品のFeature(機能・特徴)は?
これはカタログに載ってるような内容と思ってもらえばいいと思います。
カメラを例にあげると、
・高精細2400万画素
・ガイドモード搭載
・質量415g
こういった点ですね。
これだけを見て欲しくなるでしょうか?
そのジャンルに詳しい人や商品のファンの人には響くかもしれませんが、多くの人は実はあまりよくわかりません。
他の商品との比較材料にすることはありますが、これだけで「欲しい!」とはならないですよね。
ただ、作り手はこの機能面にこだわって作っているので、ついこの部分を伝えたくなりがちなので注意しましょう。
商品のAdvantage(メリット)は?
メリットというのはよく聞く言葉ですよね。
Featute(機能・特徴)の結果どんな利点があるのか、ということです。
例えば
・高精細2400万画素→撮りたいものの質感やディテールまで緻密に再現できます
・ガイドモード搭載→説明を見ながら簡単に操作できます
・質量415g→軽いので長時間持ち運びしても疲れません
メリットを見ると少し良さが伝わってきますね。
しかしまだ十分魅力を伝えられているとは言えません。
なぜならメリットはあくまで「客観的な利点」であり、ユーザーは自分ごととしてイメージできていないからです。
商品のBenefit(ベネフィット)は?
ここでようやくベネフィットの登場ですね。
ベネフィットとは、簡単にいうと「メリットのメリット」のことで、「そのメリットによって自分にどんな未来が待っているか」ということです。
・撮りたいものの質感やディテールまで緻密に再現できます→小さく写ってしまったお子さんの写真を引き伸ばして可愛い表情だけを切り取って残すこともできます
・説明を見ながら簡単に操作できます→機械が苦手な人でも簡単にプロ級の写真が撮れます
・軽いので長時間持ち運びしても疲れません→旅行でも気にせず持ち運べるのでシャッターチャンスを逃しません
いかがでしょう?
実際に自分が使用した後の姿が具体的にイメージできますよね。
この、「自分ごととしてイメージしてもらう」というのがすごく大切で、それによって感情が刺激されるわけです。
そのためにもターゲットを明確にすることも大切ですね。
LP内ではB→A→Fの順で伝えよう
ここまで、深掘りするのにF→A→Bの順で考えてきました。
Feature(機能・特徴)
↓それによって
Advantage(メリット)
↓それによって
Benefit(ベネフィット)
といった感じですね。
しかし、この内容をLP内で伝える場合はB→A→Fの順で伝えましょう。
最初にベネフィットを伝えることで
「え、なんで!?」
と興味を引くことができます。
先ほどのカメラの例で言うと、
B:最高の笑顔を逃さず撮れる
↓なんで?
A:動いているものを撮るのに向いてるから
↓なんで?
F:〇〇を搭載しているから
このように、ベネフィットの理由としてAとFを伝えることでより理解してもらいやすくなります。
まとめ
・Feature(機能・特徴)→Advantage(メリット)→Venefit(ベネフィット)の順で深掘りしていく。
・Venefit(ベネフィット)→Advantage(メリット)→Feature(機能・特徴)の順で伝える。
・ユーザーに自分ごととしてイメージしてもらうことで感情が刺激され、行動してもらえる。
ぜひ今回お伝えしたFABテクニックで自社の商品・サービスのベネフィットを明確にして、ランディングページに盛り込んでみてください。
一気にユーザーの興味を引きLPを読んでもらえるようになりますよ。